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「どうする?日本のお産」プロジェクト - [高知](2)午前:全体ディスカッション Diff

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!言っちゃえ現状!

午前は、それぞれの立場で困っていること、戸惑い、不満、切なる願いなど、現状の問題について、共有しました。

*勤める病院はハイリスクが多い。医師はどんどん辞めて言って産科は閉鎖になった。助産師は8人。病院では、今までハイリスク妊産婦を抱えていたが、できなくなり、4時間かけて母体搬送をすることになった。小児科はあるので、新生児搬送は受けているが、移動が体に負担なので、あまり長い距離は動けない。稼動としてはあまりされていない。助産師が8人残っているので乳房ケアをしたり助産師外来をしたりして活動している。混合病棟なので、充分ケアができない。舞鶴は、出産施設は減っているのに出産の数は増えている地域。院内助産院を考えているが、進展はなく悶々としている。もっと地域で活動したいとおもい、助産院を立ち上げようとおもったり・・・。(助産師・母親)

*助産師教育の充実を存続を求める活動をしている。妊娠して助産師の活動を知った。妊娠中の乳房のケアも着帯も助産師がやってくれた。しかし、出産には助産師がおらず、上から乗ってお腹を押され、自分が納得できないこともあった。しかし、産後の乳房ケアは助産師が、毎日毎日マッサージをしてくれた。高知市内には開業医に20人しか助産師が居ない。高知市外の小児科で助産師が居るところがあり、母乳のケアをしてくれる。そこで母乳育児の輪ができて、つながっている。助産師は、お産も産後の母乳育児にも大切な存在。その助産師がますます減っていくのではないかと思う。助産師学校を閉鎖する動きがあるがおそれはあってはならない。なりたい人がいるのに学ぶ場をなくさない活動をしていきたい。(母親)

*助産・保健師の資格が1年で取れる専門学校の教育のため、現状の助産教育は半年という計算。とてもじゃないが、学生は充分な学びができない。この専門学校は来年閉鎖する予定。徳島は助産師は充足しているといわれているが、そうではない。徳島県は診療所の方がお産が多いが、そこに助産師は32人しか居ない。分娩はできても、母乳ケアなどが充分できない。1年かけて助産教育を受けられる場所をもっと作って欲しい!
(助産師・教員)

*みんな、お産を見ると感動します。ただ、同意を取らないとできないので、医学生がお産を見れる機会が減っている。産科医は絶滅危惧種、高知で教育を継続するために、必死に頑張っていこうと思っています。(高知:医師)

*大学4年の看護教育の中で、助産師の資格も取った。怖くて助産師で就職できなかった・・・。卒後教育をしっかりしてほしい。(保健師)

*助産院に実習に行きましょう。同じ思いでお産をしている医師もいます・・。今のままだと、自然に生まれることへの解釈がどうどうめぐりだと思う・・・。(産科医) 

*福岡で出産した。自分のお産の経験が、良い子育てにつながっている。はじめは知り合いの人が行っていた病院に行った。いまひとつ自分が欲しい情報がなくなんとなく通っていた。そこから自分で産院を調べてBFHの認定を取っている産院に行った。母乳ケア、ヨガ、いろいろな話を聞いた。自分の体をきれいにして主体的にお産をしたいと思った。たまたま福岡で出産だったのでそうゆうところがあったが、高知では探しきれなかった。高知の情報がもっとあればいいのに・・・。何かできることがあったら協力していきたい。(母親)

*今の助産学科にはいろんな立場で通っている人が居る。もし大学教育だけになったら母親をしながら学校に来ている人は学校に行きにくいと思う。(高知:助産学生)

*浜松で開業し、年600件のお産を扱っていて、BFHも取得している。皆、ラーメン屋に行くのに、選んでいく。なのに、なぜ産婦人科は近いというだけで選ぶの?皆さんと一緒に考えたい。私が倒れると500人600人の妊婦が路頭に迷う。(産科医)

*お産する施設は減っているが、助産師としては仕事がきつい。最初は開業しようと思っていたが、今の仕事がきつすぎて開業できない。(助産師)

*助産師のみなさん、開業しましょう。そのシステムとバックアップの制度があります。いいものをみて、開業しましょう。正常産のプロとして、開業しましょう。助産師になる人は、使命感を持って助産師になってほしい(開業助産師)